〔038〕雪彦山 (915m)
2013年10月27日

兵庫県姫路市


    標高差:658m
累積標高差:887m
Road Map :姫路から県道67号線を北上し、夢前町坂根の登山口駐車場に向かう。
Route Map:いつもの板根駐車場から登り始め、大天井岳から最高峰まで行き沢道を下る。
登山口 展望岩 出雲岩 大天井岳 雪彦山 鉾立山 虹ヶ滝 登山口
7:03 7:24 :49 8:14 8:54 :17 10:22 11:00
登り:鉾立山まで2時間17分、下り:鉾立山から1時間43分、全工程:3時間57分
初めての周回コース
  栃木の山友が雪彦山に登りに来ると言うので、ガイドを申し出て大天井岳の往復、二つ目の山として明神山を提案したが、彼は本当の雪彦山に登りたいと言うので面白くないですよ、と伝えながら周回コースを選ぶ。
  雪彦山三角点より鉾立山が雪彦山系で一番標高が高いことを初めて知る。
やはり植林帯を歩く尾根道は遠望無く誉められた道では無かったが、更につまらないと思っていた沢道に入ると、台風27号の雨のお蔭もあるが、沢水が綺麗で歩き易い道に感激する。 何で今まで来なかったのか?
今日の温泉
  本来、横目で見て通り過ぎて帰宅する”雪彦温泉”であるが、今日は山友が新幹線で栃木に帰るので、汗を流して貰ってから帰って頂く。
入浴料金は¥700と高く、サウナと露天風呂があるが、値段相応とは言い難い。泉質は良く、ほんまもんの温泉を感じ取れた。
大天井岳、三角点、鉾立山、三辻山
ウィキペディアから
雪彦山については複数の定義が存在する。旧夢前町(現在は姫路市に合併)は、雪彦山の定義として、
「洞ケ岳」(884m)、「鉾立山」(950m)、「三辻山」(915m)の総称であると定義し、「洞ケ岳」山頂にもそのように表記していた。これに対して、国土地理院発行の2万5千分の1地図等では、三辻山を「雪彦山」として、二等三角点を置いている。また、登山案内の多くでは、「大天井岳」、「不行岳」、「三峰岳」、「地蔵岳」等の岩峰から構成される「洞ケ岳」の最高峰である「大天井岳」(標高884m)を雪彦山と看做している。さらに、古くは周辺の明神山、七種山と三山を総称して雪彦山と呼んでいた、という定義もある。
前夜のミニ宴会での二日酔いが心配であったが、何とか二人共早朝に起きることが出来た。俺は大天井岳までの周回を勧めたが、山友は二度と来ることが無いと思うので最高峰の鉾立山まで行きたいと言うので、三辻山まで縦走して沢コースを下ることにした。
早速、雪彦山急登登りの洗礼を受ける。
駐車場には先行車が1台だけ、ハイカーは既に出発している模様。
駐車場横のぼっとん便所でクソをして7時03分に登山口へ向う。
”不動岩”通過。どこが”不動岩”か判っていない。
二人共に休憩しないタイプ、快適に登りを消化している様に思えたが・・・
21分で”展望岩”に着く。ここから景色を見るのは8回目となる。登り工程中、唯一大展望の得られる貴重な場所である。
最初のミニくさり場を通過する。いつだったか、ここでツアーハイカーの渋滞に遭遇したことがある。
46分にて”出雲岩”に着く。このペースでは大天井岳まで
1時間を切れなさそうであるが、別に記録狙いではないので、マイペースで歩く。
”出雲岩”を通過すると本格的なくさり場が始まる。日本の有名山を登り尽くした山友はひるむことがない。
”出雲岩”の下を通過。オーバーハングの下なのでGPSの電波が乱れてしまった。
職場の遠足では初心者を泣かせた最後の岩場に差し掛かる。
初めての彼は”セリ岩”を体験、俺は迂回路に廻る。
登山口にこの登山道はハイキングコースではない。と書かれていたのがうなづける。でも我々に取っては楽しいハイキングコースである。
雨後の岩登りではあるが、グリップを無くしている程ではなかった。
山友は相当楽しんでいる様子で、生きいきと登って行く。
栃木県からの御来訪有難う御座います。年間200山以上を登っている彼に取っては単なる通過点と思いますが、雪彦山を思い出の片鱗にして下さい。
1時間11分にて”大天井岳”(811m)に着く。彼は1時間を切れなかったのを非常に悔しがっていたが、タイムを競った歩きをしていないのでそれはしょうがないと思います。
”雪彦山”からは薮道を進み、2時間14分にて雪彦山最高峰の”鉾立山”(950m)に着く。ここは北面の展望あり。
”大天井岳”から植林帯の尾根道を小さく登り下りを繰り返し、1時間51分にて本物の”雪彦山”(915m)に着く。'01年に来た時は植林で覆われていたが、山頂付近の樹木は伐採されて広々としていた。しかし、山頂からの展望はまったく無しなのは昔と同じだった。これで山友の思いは叶ったが、更に雪彦山最高峰に向うことにする。
”鉾立山”から下って行くと”虹ヶ滝分岐”に出る。ここを見逃すととんでもない方向に行ってしまうが、道標がしっかりと立っていた。
”鉾立山”の山頂からは手書きの鳥瞰図の向こうに兵庫の山々が広がっている。が同定する程の山は無し。
植林帯の急斜面をジグを切って下って行く。相当の薮道を想像していたが、しっかりした歩き易い道が続く。
周辺には伐採された倒木が多いが、登山道はしっかりと整備され倒木を越えなければならないことは無かった。
分岐から下り始めて10分程で沢に出合う。
快適な道である。
激しい倒木帯も登山道だけは綺麗に整備されていた。
沢道は雑木林となり更に雰囲気が良くなる。紅葉にはまだ早い様だ。
”ナメ滝”と呼ぶには斜度がきつく、これは完全に滝である。
兵庫の山には珍しい綺麗な沢水と豪快な”ナメ滝”に出合う。
兵庫近郊の山では珍しく、沢水が綺麗だった。
簡単な渡渉を何度も繰り返し下って行く。普段の沢水はもっと少なく、昨日の台風27号からの雨で増水している感じであるが、それが景観に良い方に出てくれた。
こちらの方が”滑滝”であるが、滑滝の表示は無い。沢道に来て良かったの一瞬でもある。
段々滝は小さな滝で終ってしまう。
大天井岳の岩峰登りを忘れてしまう程の様変わりであり、
段々滝と呼びたくなる程の綺麗な滑滝であった。
まだまだ雪彦山らしい難所が続くが、山友もこんな所が大好きな様だ。
これが”虹ヶ滝”?下山1時間05分で到着。
過去、何度もこの前を通っているが、これが”虹ヶ滝”と現任出来たのは初めてだ。
今日は台風27号のお蔭で迫力ある水量が楽しめた。普段は寂しい水量で気付かないのかも。
ここまで渡渉の連続であったが、渡渉困難な箇所は無し。
林道跡に出て流石止めダム横を通ると登山口はもう直ぐとなる。
下り1時間43分、周回3時間57分にて登り登山口に戻る。
駐車場は道路にはみ出す位に一杯の車となっていた。我々は朝早く出発したので、人混みに出合うことがなかったが、くさり場では停滞が始まっていることが想像出来る。
雪彦山への展望の良い”賀野神社”付近まで車を走らせ雪彦山を眺めながらお昼とする。
二つ目の山”明神山”を中止して”雪彦温泉”で汗を流す。
山友紹介
  栃木県在住の彼は我がHPを参考に日本百名山を目差して、4年で百名山を完登されている。
その後は日本三百名山を目差され、現在はカムエクを残したリーチ状態である。
俺より遅くに始めた山登りではあるが、年200山以上の常人とは思えないハイペースで山歩きをこなされ、昨日は宮島の弥山を登られ、今日、雪彦山に来られた。 '09年05月に大日ヶ岳で出会い、それ以後、山レポをメールで送ってもらっている。 '09年07月には天塩岳で会う約束をし手塩山荘で出合うことが出来たが、俺が朝寝坊をしてしまい、一緒に山を歩くことはなかった。今回はそれ以後の出会いであり、今日、胸を借りることが出来た。 次はどこで会いましょうか。
関西百名山
兵庫100山』   栃木からの山友を迎えて雪彦山を周回する。
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